化粧品の成分にまだそんなに関心が寄せられていなかった時代、その悲劇は起きました。
それは、化粧品に含まれる、油分、香料、色素が粗悪であった事が原因で発生した悲しい病。
その症状は、黒褐色~黒紫色で網状の色素沈着が起こってしまうというもので、非常に目立ち、患者さんたちを苦しめたのです。
「化粧焼け」という、化粧品を使用している部分だけが黒く変色するという症状も多発し、現在の50代以上の女性は、いまだにこの「化粧をすると顔が黒くなる」という昔の悪いイメージを引きずっている人もいて、怖くてメイクできない、メイクをする習慣がない、という人も見られます。
キレイになろうとすることで起こってしまう皮膚病は、心にも大きな傷を残します。
現在、化粧品メーカーが必死で「安全」「安心」「敏感肌用」「低刺激」にこだわり続けるのは、そのような過去に贖罪の気持ちがあるからともいえます。
(もちろん、需要があるから、というのも当たり前の意見だとは思いますが)
化粧品の成分でよくいけないといわれる「パラベン」。
これは、実はそう悪い成分でもありません。
保存料として、安全性の高い成分なのですが、「旧表示指定成分」だった事から、そのような誤解が生まれたようです。
旧表示指定成分というのは、現在のように「全成分表示」が義務づけられていなかった時代に、アレルギーを起こす可能性のある物質として表示しなければいけなかった成分です。
こう聞くとやはり「危なそう」と思われるかもしれませんが、食品でたとえると「そば」や「小麦粉」、「卵」のようなものです。
アレルギー反応を起こす人がいるかもしれないことがわかっているので表示が義務づけられているだけです。
普通の人は、卵や小麦粉のアレルギー表示には危険を感じませんね?
それと同じです。
粗悪な成分は、そんなものではない、毒物のようなものを指します。
例えば、色素や香料などで、皮膚に悪影響を及ぼす物、口に入れてはいけない物などもあります。
旧表示指定成分なんかに囚われずに、しっかりと自分の目で成分を確かめてください。
怪しい、何だこれ?とおもったら、美容部員にすぐ相談です。
美容部員がいなければ、メーカー直接、ガンガン相談してください!
成分に、効果に、満足できてこそはじめて基礎化粧品によるアトピー肌改善へのアプローチができるのですから!